弁理士試験の勉強において、肝となるのが予備校選びです。
国家資格の中でも最難関と言われる弁理士試験を突破するためには、資格予備校の弁理士講座でしっかりした知識を身につけることが欠かせません。
弁理士試験の対策講座を提供する予備校の中で、代々木塾というのをご存知でしょうか?
代々木塾は、弁理士試験の受験指導の老舗で、長年合格者を輩出しています。
一方で、近年では他の資格予備校に押され気味であり、どちらかと言えば学習経験者を対象にひっそり運用されているという印象です。
この記事では、代々木塾の弁理士講座の口コミや評判について解説します。
※弁理士予備校の比較は下記の記事をどうぞ。
代々木塾の弁理士講座の口コミと評判
まず、代々木塾の弁理士講座の口コミと評判についてです。
弁理士受験指導の老舗
代々木塾は、弁理士受験指導の老舗として知られています。
昭和56年に開設と古く、弁理士講座を提供する予備校としては、現存する最古の予備校になります。
2000年前半くらいまでは、弁理士試験の合格実績では代々木塾の一強だったと言われます。
その後、大手資格予備校のLECやWセミナー(現TAC)が弁理士講座の提供を開始し、徐々にメインストリームはそちらに移っていきました。
また、近年では、資格スクエアを中心としたオンラインの資格学習サービスも参入しています。
その影響で、代々木塾は一部の受験生に知られるマイナーな存在になりつつあります。
代々木塾の分裂騒動
代々木塾では過去に分裂騒動がありました。
代々木塾から数名の講師が独立し、プログレッジという別の弁理士予備校を立ち上げました。
(なお、その中には、現在資格スクエアの弁理士講座を担当している菊池先生も含まれます。)
しかし、経営がうまくいかなかったのか、プログレッジは独立から4年後の2012年に事業を終了してしまいます。
一方、母体である代々木塾は、創業時から在籍している堤先生を中心に、細々と運営が続けられ現在に至ります。
基本的には学習経験者向け
代々木塾は、論文試験の受験指導に定評があります。
そのため、論文対策をゼミを目当てに受講する受験生が多く、学習経験者向けの予備校であると言えます。
まったくの初学者が代々木塾を検討するとすれば、「論文短答入門コース(通学・通信)」が候補になります。
しかし、短答試験対策の講座については、基礎的な解説講義をすっ飛ばして条文解析から始まるため、初学者にはかなりハードルが高いカリキュラムです。
代々木塾を検討するのであれば、まずは、他の予備校や独学で基礎を身に着けてからが無難でしょう。
代々木塾の弁理士講座の概要
ここからは、代々木塾の弁理士講座の概要についてです。
代々木塾の弁理士講座
代々木塾では、弁理士試験対策として主に下記のコースが提供されています。
講座名 | 内容 | 受講料(税込) |
論文短答入門コース | ・論文講義基礎講座 全30回 ・論文演習基礎講座 全30回 ・短答条文解析講座 全30回 ・短答演習基礎講座 全30回 ・短答答練会 全12回 ・論文答練会 全12回 |
297,000円 |
短答特化コース | ・短答条文解析講座 全30回 ・短答演習基礎講座 全30回 ・短答答練会 全12回 |
153,714円 |
論文入門コース | ・論文講義基礎講座 全30回 ・論文演習基礎講座 全30回 ・論文答練会 全12回 |
182,886円 |
上記のコースの違いは、
- 論文短答入門コース:短答と論文どちらの講座も含む
- 短答特化コース:短答対策の講座のみ
- 論文入門コース:論文対策の講座のみ
となっています。
上記のコース以外に、塾長短答ゼミ、塾長論文ゼミがあります。
基本的には、この塾長ゼミを目当てに、学習経験者が代々木塾を受講するというパターンが多いです。
講師
代々木塾の講義やゼミのほとんどは、塾長の堤 卓先生が担当しています。
堤先生は古くから弁理士試験の受験指導を行っており、弁理士試験業界では重鎮と呼べる方です。
弁理士試験の出題傾向や法改正の変遷に非常に詳しい一方、職人肌的な性格から、好き嫌いが分かれるという評判です。
通信講座
代々木塾は講座によっては通信講座も選択できるものもあります。
通信講座では、テキストと講師の講義音声が配布されます。
他の資格予備校では、スマホやPCで講義動画が視聴できるのがスタンダードですので、それに比べるとシステム面ではかなり見劣りします。
基本的には、代々木塾は、
東京近郊にお住まいで、通学が可能な方
が向いているでしょう。
まとめ
以上、代々木塾の弁理士講座の評判や口コミについてでした。
まとめると以下のようです。
- 代々木塾は弁理士受験指導の老舗
- 近年は、他の資格予備校に押され、マイナーな存在になりつつある
- 論文対策のゼミの評判が高い
- カリキュラムやシステム面から、初学者にはハードルが高い
- 通信よりも通学がおすすめ
このように、代々木塾は、すでに弁理士試験の学習経験がある方で且つ東京近郊にお住まいで通学が可能な方に向いています。
初学者の方は、まずは他の資格予備校で基礎知識をつけた後に、利用を検討するのが良いでしょう。
初学者向けの弁理士予備校としては、資格スクエアをお勧めします。
資格スクエアでは、
- 代々木塾出身の菊池 徹 先生が講師
- 受講料は、大手資格予備校の半額程度
- 基礎講座から短答・論文の対策講座までがカリキュラムに含まれている
という特徴があります。
講義はオンライン視聴に対応しており、通勤などのスキマ時間を利用して勉強を進めることが可能です。
また、サポート体制がしっかりしており、合格実績も出ているので、おすすめの予備校となっています。
資格スクエアの弁理士講座については下記から無料で資料請求できるので、気になった方は申し込みをしてみてはいかがでしょうか?
当サイトでも資格スクエアの弁理士講座の評判や口コミについて解説していますので、ご参考にしてください。
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