弁理士試験は国家資格の中でも最難関クラスであると言われます。
そんな弁理士試験に独学で合格することは可能なのでしょうか?
基本的に、弁理士試験に独学で合格するのはかなりハードルが高く、合格までにかかる年数も長くなる傾向にあります。
この記事では、独学で弁理士試験に合格するまでに要する期間や、合格のための勉強法について解説します。
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独学だと弁理士合格までに何年かかる?
弁理士試験は、合格率が7%前後と、国家資格の中でも最難関と言われる試験です。
果たして独学で合格することは可能なのか?
弁理士試験の統計データから考えてみましょう。
合格者の平均受験回数は3.78回
独学で弁理士試験に合格した人の統計データは存在しませんが、ヒントになるデータが弁理士試験合格者の受験回数です。
弁理士試験の合格者が、合格するまでに何回受験をしたかを示すものです。
平成30年の弁理士試験の合格者の受験回数の分布が以下になります。
初回で合格している人も10%程度いますが、7割ちかくの人は、合格するまでの受験回数が1〜5回。
さらに、受験回数6回以上の人も20%ちかくいます。
この弁理士試験合格者の受験回数を平均すると、平均受験回数は3.78回となります。
これは、合格までの勉強の期間としては平均4〜5年かかっていることを意味しています。(弁理士試験では、丸一年間勉強してから初回の受験することが普通であるため)
この3.78回というのは、当然、資格予備校に通っている人も含んでの数字なので、独学の人はもっと時間がかかると考えたほうが良いでしょう。
そうすると、独学の人は弁理士試験合格までに良くて平均並み、もしくはそれ以上の年数がかかることを覚悟しておかなければなりません。
上記のデータを鑑みると、結論としては、
と言えるでしょう。
弁理士試験に独学で合格するためには?
上述したように、独学だと、資格予備校に通う場合と比べて、どうしても合格までの年数がかかってしまうということは覚悟しなければなりません。
一方で、高額な弁理士講座の受講料(大手だと50万円近くします)を浮かせることができるので、その点ではメリットです。
では、独学で試験合格を目指すとして、どんな点に気をつけて勉強を進めればよいのでしょうか?
以下、独学でうまく勉強を進めるためのポイントを挙げます。
独学で合格するためポイント
- 必要な参考書を揃える
- 本試験までのスケジュール管理をしっかり行う
- アウトプットを意識した学習を行う
必要な参考書を揃える
独学では勉強に必要な参考書を自分で揃える必要があります。
勉強をスタートするにあたって、まずは以下のものを揃えましょう。
- テキスト
- 短答試験の過去問題集
- 弁理士試験用の法文集
テキスト
弁理士試験用のテキストは「弁理士試験 エレメンツ」がおすすめです。
大手資格予備校のTACが出版する、弁理士受験生のためのテキストになります。
テキストでは、特許法などの条文やそれに関連する判例・学説などがわかりやすく解説してあり、まずはテキストから必要な知識をインプットするのが良いでしょう。
短答試験の過去問題集
弁理士試験に限りませんが、資格の勉強で必須となるのが過去問題集です。
弁理士試験では、まずは短答試験の合格を目指すことになるので、まずは短答式試験の過去問題集を揃えます。
「弁理士試験 体系別 短答過去問」は、大手資格予備校のLECが出版する短答試験の過去問題集で、長年に渡って弁理士受験生に支持されています。
過去10年分の過去問が体系別にまとめられており、各問題の選択肢ごとに丁寧な解説がついています。
各選択肢について、なぜ正解なのか間違っているのかをしっかり理解しながら勉強を進めることができます。
弁理士試験用の法文集
弁理士試験は法律試験になるので、出題範囲となる法律をまとめた法文集が必要になります。
初学者の場合は、四法(特、実、意、商)の対比がしやすい「弁理士試験 四法横断法文集」がよいでしょう。
主な出題範囲である、特許法、実用新案法、意匠法、商標法について対比がしやすく、各法律の違いを頭に入れやすい構成になっています。
なお、弁理士試験におすすめの参考書については以下の記事で詳しく解説しています。
-
弁理士試験の参考書おすすめ【2024年版】初心者にはこれ!
続きを見る
本試験までのスケジュール管理をしっかり行う
独学の場合に重要になるのが、本試験までのスケジュール管理です。
本番の試験までに十分な対策ができているように、勉強の進捗を
資格予備校に通学する場合はカリキュラムに従っていればよいのですが、独学の場合は当然ながら自分で管理しなければなりません。
スケジュールは、資格予備校のカリキュラムを参考にして計画を立てると良いでしょう。
大手予備校だと、大体4,5ヶ月で出題範囲全体(特許、実用新案、意匠、商標、著作権、不競法、条約)のインプットを終わらせます。
そして、より高度な2周目のインプット(短答試験の問題を意識したより実践的なインプット)を行うようなカリキュラムになっています。
独学の場合、上で紹介したテキストと過去問題集を数ヶ月ごとに回すイメージで良いでしょう。
じっくりとひとつの項目を完璧に理解して次に進もうとするよりも、理解が不十分でもとりあえずテキスト・問題集を進め、それを2回、3回と回したほうが知識が定着します。
アウトプットを意識した学習をする
過去問をベースにしたアウトプット(問題演習)をできるだけ初期のうちから行うようにしましょう。
問題を解くことで、本試験でどのような観点が問われるかの感覚が見についていくので、本試験を意識したインプットができるようになるためです。
教科書であるテーマを学習したら、体系別過去問題集の該当部分の問題を解くようにします。
おそらく、最初は問題文の内容を理解することさえ難しいでしょう。
よくわからないなりに問題を解いてみて、解説を熟読し、さらに教科書に戻って確認することで、知識が定着していきます。
学習の初期のうちから、ひるまずに過去問を解いていくことが大事です。
そんなかんじで過去問を繰り返し解いていき、短答試験までには、過去問であれば100%正答できるようにもっていきます。
独学で合格するまでの期間を短縮するには?
独学の場合の問題点としては、
- インプットの方法がテキストに限られ、効率が落ちる
- 学習のペースが乱れて本試験までに十分な知識が定着しない可能性がある
ということが挙げられます。
このような要因から、合格までの期間が長期化してしまうことが往々にしてあります。
そこで、独学の問題点を克服し、合格までの期間を短縮するために、オンラインの弁理士講座ををおすすめします。
オンラインの対策講座が勉強効率を上げる
最近では、弁理士試験の対策講座をオンラインで提供するサービスがあります。
このようなサービスは既存の資格予備校と比べて、格安で受講できるというメリットがあります。
上で述べたように、独学の場合、インプットが市販のテキストに限られるのがネックです。
一方、オンラインの講義動画であれば、弁理士の受験指導経験が豊富な講師がわかりやすく解説してくれます。
音声とビジュアルの両方からインプットができるため、テキストのみの学習よりもはるかに知識が定着します。
また、講義動画はスマートフォンでの視聴も可能なため、時間や場所の制約を受けずに勉強を進めることができるのも、大きなメリットです。
STUDYingの弁理士講座がおすすめ
独学で勉強を進める人に最もおすすめなのが、STUDYing(スタディング)です。
初学者向けの弁理士総合(基礎、短答、論文)コースの受講料が88,000円となっており、これは弁理士講座の中では業界最安値です。
講師は元々大手資格予備校に在籍していた方で、指導経験も豊富。
従って、講義の質的に大手予備校と遜色ありません。
オンラインの講義動画はスマートフォンなどのマルチデバイスに対応しており、通勤時間などのスキマ時間を利用して学習を進めることができます。
STUDYingはユーザ登録をすることで、無料のお試し講座を視聴することが可能です。
まずは登録して実際の講義動画を視聴してみることをおすすめします。
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STDUYingの弁理士講座の詳細について下記の記事に書いているので、あわせて参考にしてください。
-
STUDYing弁理士講座の口コミと評判 〜業界最安値の実力は?
続きを見る
まとめ
というわけで、
- 弁理士試験の合格までには、平均して4〜5年かかり、独学ではさらに長期間になる
- 独学の勉強では、教材が限られ、学習スケジュールを自分で管理しなければならない
- 独学の勉強に、格安のオンライン講座を取り入れることで、学習効率を上げることができる
という話でした。
上で述べたように、独学の場合、合格までの年数が長くなる傾向にありますが、うまく勉強すれば独学での合格は不可能な話ではありません。
さらに、STUDYing(スタディング)などのオンライン講座を取り入れることで、お金はそれほどかけずに、効率的に試験に必要な知識を身につけることができます。
STUDYingの実際の講義の雰囲気などは、無料講義動画の視聴をしてみることをおすすめします。
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